【薬局経営指南】 第4回 調剤薬局会計について

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調剤薬局経営に会計技術は必要?

kyuusai-image1k調剤薬局を経営していくために、会計情報を上手く活用することがポイントになります。

会計情報といえば、税務署や銀行など外部関係者に提出する『財務会計』および、自社の利益、資金繰りなどの内部情報を経営陣に提供する『管理会計』の2つに分類されていることが多いと思います。薬局会計に必要なのは、薬局開業オーナーが薬局を切り盛りして薬局を運営する能力が求められるので、『管理会計』が重宝されます。

管理会計とは、具体的にはどんなものかと言いますと、『利益管理』『財務管理』『資金管理』 の3つが大事になってきます。

利益管理とは予算・実績管理のことです。毎期、毎月の予算を策定し、月次決算毎に実績との比較を行い、その差異を分析します。売上高や原価率、人件費やその他経費が、予算に比してどうであったか、その増減の原因は何か、を分析検討します。

この場合の予算とは、目標や限度を表すものではなく、季節変動に基づく売上予測や予想される人件費や経費などを試算し、予想利益を算出します。

これにより算出された利益額は、薬局運営の資金繰りに直結しますから、どの程度の利益になるのか、その利益が毎月毎月どう変動していくのか、を把握していくことが店舗運営を成功に導く近道です。

利益計画が、その他の計画の基本になっていきますから、

新規同時開業(クリニック・薬局共に初めて開業する)

分業開業(院内処方クリニックが院外処方に切り替える)

門前開業(総合病院など外来数が300人以上の病院に隣接した立地での開業)

などを薬局開業のスタイルにより事業計画書は異なってきますので、薬剤師の独立を目指す人は会計士や税理士など専門家の知恵を借りてでも事業計画は練りに練った方が良いですね。

利益計画を作成するには何が必要となってくるでしょうか?それは、保険調剤薬局の利益の源泉構造を理解することが一番大事です。当然ですが、調剤薬局の場合は、100%に近い比率で調剤報酬が収益の根幹です。

・調剤報酬とはどのように算出されるのでしょうか?

・調剤報酬からもたらされる利益はどのように算出されるのでしょうか?

薬局運営をされている経営者の方々もしくは薬局の管理薬剤師の方々であれば理解されていると思います。万一しっかりと利益構造の理解をされてない方は、コレを機会に頭に叩き込んでおいてください。 

算式で書けば、

①調剤利益 = 調剤報酬 × 粗利益率

②調剤報酬 = 調剤単価 × 処方箋枚数

③調剤単価 =(1枚当たり技術料)+(1枚あたり薬材料)

④粗利益率 = 技術料比率 + 薬価差益率

ということになります。 

乱暴ではありますが、上記の算式をしっかりと理解していれば、薬局経営の9割方は問題です。逆に上記の構造をしっかりと理解せずに、成り行き任せやコンサルタントからの助言で、勢いで開業された方々は、後々大きな後悔をする羽目になります。既に薬局勤務されている薬剤師の方々であれば、開業前に内科、小児科、整形外科、眼科など科目毎の平均技術料を調査しておき1日あたり何枚の処方箋を応需すれば損益分岐点を超えるかをシュミレーションしておく必要はあります。

どの科目で薬局開業したいという要望を持っていても、薬局を開業するには、その科目を標榜する医師に選んでもらわねばならないため、希望科目と違うので薬局の独立開業はしないというのは本末転倒です。どんな時でもチャンスが巡ってきたときは、その薬剤師独立案件で稼げると判断できた場合には、勇気を持って取り組む姿勢が大事ですね。

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