【薬局経営指南】 第11回 薬局開業の準備について(続)Ⅱ

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薬局開業の決断ができたけど、テナントってどうやって探すの?

前回は薬局開業に向けた医療機関の情報収集についてお話をしました。今回は、薬局開業のための『テナント確保』のお話をします。前回同様に、薬剤師SさんとコンサルタントCさんとのやり取りで説明していきますね。

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S:「前回の御打合せ後、様々な手を尽くし医薬品卸より薬局開業の案件を頂きました。現在、盛業中のクリニックで、近隣に処方せん応需の調剤薬局がなく、遠くまで患者さまに出向いてもらっていたとのこと。そこで、ある薬剤師がDrの治療方針と違う事を説明しており、Drも困っていたために医薬品卸に依頼があったそうです。医師は調剤薬局の選定に当たり、大手チェーンではなく個人オーナーで責任を持ち薬局経営ができる薬剤師を望んでいたために、話を振っていただきました。本案件は、自宅からも近く、全てにおいて条件を満たしていたことから、即断即決で薬局開業をさせて下さいと言いました。後日、Drと面談をさせてもらい、フィーリングも合ったためにDrからの選定もOKが出たために、薬局開業のスタート地点には立てたかなぁと思います。」

C:「それは良かったですね。それで、薬局開業をする場所はあるのですか?」

S:「実はそこが問題なのです!クリニックが営業しているのが、商店街のドマンナカで近隣のテナントも2階以上は空いているが、調剤薬局を1階以外で開業することにメリットがあるのか疑問があり、踏み切れていないです。1階店舗で賃借できるような物件が無いらしいのです。現状ではDrのニーズに答えてあげたいものの、2階以上の薬局開業をした場合のリスクを考えると中々踏み出せないですね。近くには、空家があるためコチラを購入して建築から実施することもありますが・・・」

C:「そうですか。1店舗目は出来るだけテナントを利用したいですね。土地を購入して上物を建設するとなると初期投資金額がかさみ、回収までに時間がかかるためリスクが大きくなり、ペーペーの経営者にとって毎日の資金繰りでヒヤヒヤしながらの薬局経営をしていかなければならないため、精神的に良くない状態になってしまいますね。1店舗目は無駄なリスクは軽減し、ローリスクローリターンでも安全性を重視した薬局開業を検討して下さい。」

S:「しかし不動産屋に聞いてみたら、1階で薬局開業をしたいなら現状ではココしかないと・・・」

C:「現地は確認されたのですか?」

S:「いえ、取りあえず不動産屋に確認するのが先決かと思ったのと・・・私は不動産の事は全くトンチンカンですので、プロに任せた方が良いと思ったからです。」

C:「ご紹介いただいた先生の要望は、クリニックから近い場所に薬局開業をしてほしいという希望でしたよね。その1階のテナントは本当にクリニックから近いのですか。」

S:「いえ、調剤薬局=1階店舗という考え方があったので、クリニックに隣接していなくても1階路面店で、面調剤もしたかったので、薬局側の立場でテナントを探してもらっていました。」

C:「1階立地に薬局開業をしたからと言って、本件Drの要望を満たした場所で薬局開業をされないと、Drの期待は得られないのではないでしょうか。まだまだ薬局開業の場所を確定するには時間がかかりそうですね。まず、薬局のクライアントは患者さまであることは当然ですが、その患者さまの処方箋を発行するのは、マンツーマンで対応する医師ですから、そのドクターの希望を充足した場所で開業するのが一番ですね。隣接地がいいのか、少し離れていても目立つ場所がよいのかなどなど・・・。この希望によって、物件を探す範囲と対象が変わってきます。また、現地の確認は絶対必要です。ご自身の目で確認し、診療所の先生の希望と患者さまの視点に立って、どの場所が一番いいのかを判断して下さい。次には、その理想地の現況です。賃借可能な物件があるのか、土地の賃借あるいは購入まで必要とする土地しかないのかどうか・・・。家主や地主との交渉は可能かどうか・・・。」

S:「なるほど。でも、交渉事は不動産屋に任せておけばいいのですよね?」

C:「いえ、絶対にダメです。不動産業者は基本的に複数に当たる必要があり、かつ、情報収集活動や仲介業務だけに限定すべきです。家主や地主との交渉は、必ず、ご自身で行って下さい。家主や地主との信頼関係も重要な事ですから。」

S:「分かりました。早速、クリニックの近隣を調査して本当にテナントがないかを確認します!」 

S:「数日後、ご紹介Drの意向を元に、現地を確認し、いろいろと情報収集に走ったところ、ご紹介Drの親族からの御懇意により1階路面店のテナントが空くとの情報頂きました。クリニックから薬局は見えない場所ですが、クリニックの背後にある店舗で看板などを設置していれば十分に患者さまに満足していただける場所でした。コチラを借りて薬局開業することにしました。」

C:「それは良かったですね。次回は、開業までのスケジュールと解決すべき問題点についてお尋ねしたいと思っています。」

 S:「分かりました。」

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